2022年4月1日から公開される、ジャレッド・レト主演の映画「モービウス」。
珍しい血液疾患を患う医師マイケル・モービウスが、吸血コウモリを利用して治療剤を開発する過程で世の中を救う力と破壊する本能を併せ持つようになったことから起こる事件を描いたアクション映画です。
今まで見ることのなかった新たな能力を持つ主人公モービウスはデッドプール、ロキ、ヴェノムなど歴代のアンチヒーローの系譜を引き継ぐ新しいキャラクターとして注目されています。
さらに、スパイダーマンと対立を扱った原作コミックスとは違って、今回の映画ではモービウスの起源だけを解き明かしており、スパイダーマンは登場しない見通しになっています。

この記事では、モービウスとは?そしてヴェノムやスパイダーマンとの関係について紹介しています!
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映画「モービウス」とは?:どんなキャラクター?



原作でスパイダーマンのヴィランの一人として知られているモービウスは、マーベルコミックス”アメイジング・スパイダーマン#101”で初登場しました。
ギリシャで生まれたマイケル・モービウスは医者であり、生化学分野でノーベル賞を受賞するほど有名な人物ですが、珍しい血液疾患を患っています。
彼は、自分と同じ血液疾患を患っている全世界の患者たちのために、自分の研究仲間たちと吸血コウモリと感電を利用した治療法を開発。
しかし、その副作用で血を飲むことで生命を保つヴァンパイアになってしまったのです。
本来のヴァンパイアが持つ速度やパワー、治癒などと同じ能力を持っており、さらにコウモリのように音波を探知する能力も併せ持っています。
このように、独特なモービウスを演じたのは、アカデミー賞の受賞者でもあり、「スーサイド・スクワッド」(2016)で魅力的なDCヴィランのジョーカーで知られるジャレッド・レト。
自分が持つ能力を通じて、人類を救おうとする善良な心と、全てを破壊する絶対的な悪の間で葛藤するようになり、アンチヒーローとして生まれ変わっていくモービウス。



モービウスになりきったジャレッド・レトの姿に、全世界は目が釘付けになることでしょう。
映画「モービウス」とヴェノム&スパイダーマンとの関係・つながりは?
公開された「モービウス」の予告編から、スパイダーマンやヴェノムに関わる点がいくつか発見されています。
その前に、「アメイジング・スパイダーマン」(2012)の予告編の中でも、ヴェノムとモービウスにまつわる見出しが確認されました。
そこで、モービウスとスパイダーマン、ヴェノムの関係性や世界観がどう繋がっているのか、予告編から考察していきます。
映画「モービウス」と「ヴェノム」の関係やつながりは?
先に公開された「アメイジング・スパイダーマン」(2012)の予告編の中で、オズコープ社でヴェノムとモービウス関連のファイルが、“Venom Storage 7-U”、”Dr. Morbius File.”と一緒に映っていました。
このことから、モービウスはオズコープ社の研究員であることが予想されます。
さらに、「ヴェノム」(2018)での最後のシーンで、ヴェノムの顔半分からトム・ハーディ演じるエディ·ブロックの顔が出て来た状態で、「俺たちはヴェノムだ」と言っていたシーンがありました。
このシーンをオマージュしたかのように、「モービウス」予告編の最後のシーンで、「俺はヴェノムだ」と話すモービウスがヴェノムの存在を知っているように描かれていました。



このことで、モービウスとヴェノムの関係性が深まっています。
映画「モービウス」と「スパイダーマン」の関係やつながりの可能性は?
「モービウス」の予告編映像で、「スパイダーマン:ホームカミング」(2017)で登場したヴィランのバルチャーを演じたマイケル・キートンが、本作で再びバルチャーとして登場!



このソニー・ピクチャーズの作品がMCUと関連していることを暗示しました。
このような状況で、数日前に”Movie Zine”とのインタビューで「「モービウス」を撮影しながら、俳優たちと一緒に仕事した気分はどうでしたか」と聞かれた「モービウス」のダニエル・エスピノーサ監督は、
「ある日、仕事の前にスケジュール表を見て、撮影現場に行ったら複雑な気分でした。
スケジュール表にマイケル・キートン、ジャレッド・レト、トム・ハーディといった名前を発見すると、本当に楽しくて期待感が膨らみます」
と話しました。
つまり、トム・ハーディがこの映画に出演するといったこのダニエル・エスピノーサ監督の初の公式的な発言で、モービウスとスパイダーマンとヴェノムが出会う可能性もあり、「モービウス」にトム・ハーディが出演しているかも知れません。
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映画「モービウス」から考えられる今後の展開は?
今後のモービウスは、スパイダーマンのヴィランである自分の他に、ヴェノムとの繋がりも明らかにされたため、ヴェノムと向き合う可能性も否めません。
また、モービウスはヴァンパイアであるため、ヴァンパイアハンターであるブレイドとの共演も確率が高いと考えます!
実際に、モービウスとブレイドのクロスオーバー実現について、モービウスを演じたジャレッド・レトの「将来、十分にそうなると思う」という発言。
また、マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギとソニー・ユニバースの映画プロデューサーであるエイミー・パスカルが「当該アイデアについて肯定的に考慮している」という話もあったようです。



モービウスとブレイドのツーショットを見ることが出来る日がいずれ訪れるのでしょうか!?
そして、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」(2022)でアメイジング・スパイダーマンが登場したことから、SSUの世界観がアメイジング・スパイダーマン世界観に似ているという推測も出ています。
「アメイジング・スパイダーマン」(2012)でスパイダーマンを演じたアンドリュー・ガーフィールドが復帰する可能性も見出されたため、これらの世界観を共有した新たなユニバースに今後も目が離せません!
また、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(2021)の撮影が始まった時点に、ソニー・ピクチャーズは独自のスパイダーマン・シネマティック・ユニバースを構築することを望んでいたようです。
トム・ホランド演じたスパイダーマンのMCUで作り出したスパイダーマンを借りるよりは、ソニー・ピクチャーズが生み出したスパイダーマンを希望。
また、スパイダーマンのマルチユニバースアニメーションで大ヒットしただけに、マルチバースという要素に大きな追及心を感じていました。



その予測を裏付けるものとして、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」(2019)でマルチバースのネタもきちんと扱っていましたね!
このため、ソニー・ピクチャーズのヴェノムがいる世界はMCUとは平行の世界で、ここにはトム・ホランドのスパイダーマンではなく、サム・ライミ監督のスパイダーマンが存在するという予測が出ています。
ソニー・ピクチャーズはマルチバースの構築に目を向けており、ソニー・ピクチャーズのソニー・シネマティック・ユニバースからトビー・マグワイアがスパイダーマンに復帰する可能性も高まっています。
★スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームの上映期間に関する記事はこちら!


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映画「モービウス」ヴェノムやスパイダーマンとの関係は?まとめ
現在、ソニー・ピクチャーズは3本のスパイダーマンスピンオフ映画を計画しているようです。
- アーロン・テイラー=ジョンソン主演「クレイヴン・ザ・ハンター(原題)」
- 「シルク(原題)」
- ブラックキャットに焦点を当てた単独映画
紆余曲折の末に、スパイダーマンの著作権を所有することになったソニー・ピクチャーズ。
スパイダーマン・ユニバースの拡張を成功的に構築出来るのか、さらには独自のソニー・シネマティック・ユニバースを誕生させることが出来るのか、今後の歩みに注目が集まっています。
映画「モービウス」では、正義感と責任感に満ちた既存のヒーローと逆の視点で、アンチヒーローの内的葛藤を通じて深みのあるキャラクターの誕生が描かれています。
それだけでなく、超人的なパワーと速度はもちろん、自らで治癒する能力、音波を探知する能力など、従来のアンチヒーローでは見られなかった多様な能力を発揮するモービウスの姿に大きな期待が高まっています。



また、ヴェノムに続いて、善悪を統制出来ないモービウスの独歩的な魅力からも目が離せません!
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